鉄という字のイメージは?

無病息災が一番

相変わらず毎日ニュースでは、新型コロナウイルスの感染者数を報道していますが、ここ数日は全国で7万人超の数値となっています。

今更ながら「インフルエンザは流行時期には、これよりももっと感染者数が多かったんじゃないかな?」と思い興味本位で調べました。

インフルエンザはやっぱり怖い!

なんと、2017~2018年の1年間のインフルエンザ患者数は、1,400万人を超えていたそうです!
単純に平均すると、365日毎日4万人近い感染が発生していることになります。えげつないですね…。
この数字だけ見ると、最近の新型コロナの感染者数でも特に驚くような数字にも思えませんね。

当然違う病気なので、安易に新型コロナとインフルエンザを比較することは難しいですが、新型コロナは若い方でも命を落とすことも多いため、やはり怖い病気と認識しておくに越したことはないでしょう。
(健康な若い人がインフルエンザで亡くなることは、かなり稀なケースと記憶しています)

まだまだ日々の生活に一層気を遣う大変な時期が続きそうですが、新型コロナともストレスとも上手く付き合って、もうしばらく耐えてがんばりましょう。

鉄という字の豆知識

さて、今回は超ひさしぶりの金属関係の知識ブログです。

うちは金属加工業として主にプレス加工を生業としていますが、当然「鉄」を毎日のように加工しています。

で、この鉄ですが。
漢字の成り立ちを見ると、「金へんに失う」となっています。

金を失う…よくよく考えるとなんとも嫌な字ですよね。

昔は鉄ではなく「鐵」と書いていました。
「鐵」は「くろがね」とも読みますが、黒く強い金属を表す意味だそうです。これの略字が「鉄」となって現代で常用されています。
なので右側の「失」は「うしなう」としての意味をもっているわけではなく、単に略されてこの字となったようです。

それでも「金を失う」と書くとなると、「鉄」の字自体にあまりいいイメージは湧きにくいですね。

社名に採用される鉄の字

世間には「〇〇鉄工所」あるいは「〇〇鉄道」などという社名の企業があります。
その中には鉄の字を、「金へんに矢」という字を使っている会社も割と多いです。やはり利潤を目的としている会社がほとんどでしょうから、社名に「金へんに失う」と書く字を使うのはなんとなく避けたいのでしょう。
他には、先ほど紹介した「鐵」の字を代わりに使っている会社も見かけます。

有名なところで一例を挙げると「西日本旅客鉄道株式会社」。
誰でも知っているJR西日本さんですね!ロゴマークをよく見てみましょう。

鉄の字が「金へんに矢」となっています!
JR西日本だけではなく他のJRグループも「金へんに矢」の字を使っています。
(たしか現在JR四国だけは「鉄」を使っています)

あえて正しい字に変更した近鉄

近畿県ではJRと同じくらい身近な鉄道会社、「近畿日本鉄道」さんも昔は「金へんに矢」の字を使っていました。
ところが数十年前にある理由で普通の「鉄」の字に変えました。

その理由とは、これも有名な話ですが「小学生が間違って漢字を覚えてしまう」からでした。
やはり身近な沿線の鉄道会社の名前となると、それを見て覚える子どもも多いので、「金へんに矢」で覚えてしまって書き取りテストで間違える、なんてことがあったようです。
こんなに子どもの世代に書き取りテストに影響を及ぼした社名は、他にはないんじゃないでしょうか(笑)

まとめ

というわけで、今回は「鉄」の字について豆知識としてご紹介しました!

社名にはいろんな思いが込められて名付けられていますが、字ひとつ取ってもちょっとしたエピソードがあったりするもんです。
ぜひの会社やお店の近くを通ったときに、その看板に注目してみてください。
今まで気付かなかった発見があるかもしれません(^^)

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です